2012年12月21日
ロケットストーブの近況
※今回の記事はやよい農園の旦那が投稿
昨年の失敗箇所を本格的な冬が来る前に改良しました。
昨年は、煙突のエンドを出した壁側が北側であり、軒先にエンドを出したために逆流してきて、何度も燻されて涙しました。
今年の改良は、南側の壁から煙突を出して北風を味方につけようと決めていました。
それに伴って2階部分の配管も改良しました。
1階から立ち上がってきた配管を同じ部屋にUターンさせて、屋根裏に抜けさせる設計にしました。
2階の寝室は配管が2本になり、部屋に置いていく熱が増えたため、石油ファンヒーターは主役ではなくなりました。
ましてや2階に蓄熱体を置くとなると、重量に耐えられるように補強をしなくてはなりません。
早く温めたい部屋は、蓄熱体を置くよりも、配管むき出しの方がいいと思います。
2階の部屋部分の配管は、横の配管が約8m、縦が1.5mです。この配管面積で、けっこう効果を感じます。
このむき出し配管のいいところは、洗濯物を乾かせるところも魅力です。
冬場は、厚い服も洗濯するときがあり、なかなか乾かなくて苦労しますが、配管の上に置いておけば早く乾きます。
屋根裏の配管は、アルミフレキダクト3mを斜め上方向に伸ばしていって、配管につなぎ直し、壁を抜けて外に出します。
ここで、配管の量をざっくり記しておきますが、1階部分は横方向が4m、縦2mです。2階部分は、横方向約8.5m、縦2mです。屋根裏と屋外は横5m、縦1.5mです。全体で横17.5、縦5.5mで、総延長は23m。けっこう長く作ったけど、吸い込む力=押し出す力に感心します。
フレキダクトと、配管の間にY管に換気扇をつけた補助送風装置もあるのですが、不細工な作りのため、掲載は控えさせていただきます。現在では着火時だけ気が向いたら使っていますが、なくても火はつくので存在価値は薄れてきています。
南向きに煙突を出した当初は、軒先にエンドを出しました。しばらく様子を見て、効果があるぞと喜んでいましたが、とある吹雪の日、逆流騒ぎが再び起こりました。吹雪の日は、南からも強風が吹くのです。自然は甘くはありませんでした。
そんなことがあったため、材料費と手間をかけても、最後の手段をやろうと決意させられました。
雨が当たらないから軒先から出すことにこだわっていたのですが、ストーブとしての完成度が低くては本末転倒です。
脱軒先をし、屋根から60cmほど上にエンドをもっていきました。高所作業だったので、慎重にビビりながら工事をしました。
材料費をかけられないので、余っていたφ180のH管と細切れの配管をつなぎ合わして活かし、レジューサーで変換(φ200→180)して作り上げました。煙突のトップは高価なのでφ180で妥協しました。計算をするとニアリーイコールな感じがしたので、とりあえずやってみました。
結果は、すこぶる快調で燃焼にも問題はありません。面白がってどんどん焚いたら、天板の温度が220度くらいまで上がりました。煮込み料理の鍋が焦げるのではないかと心配になるくらい、いい火力を出していました。
ただ、1点気になるところは、外の煙突の縦部分から木酢液が滲み出てくることです。その対策として横部分の配管にT管を配して、木酢液が伝ってきても、そこから垂れるようにして家側の配管に木酢液が入り込まないようにしておきました。
ようやく納得のいく形になったと思います。
ロケットストーブは、薪の消費量は少ないし、翌朝の部屋の温度が保たれていて辛くはないし、洗濯物を乾かせるし、柔らかい暖かさで幸せな気持ちになれて、本当に作ってよかったと思います。
自分の情報がこれから作ろうとしている人たちの参考になれば、幸いです。
昨年の失敗箇所を本格的な冬が来る前に改良しました。
昨年は、煙突のエンドを出した壁側が北側であり、軒先にエンドを出したために逆流してきて、何度も燻されて涙しました。
今年の改良は、南側の壁から煙突を出して北風を味方につけようと決めていました。
それに伴って2階部分の配管も改良しました。
1階から立ち上がってきた配管を同じ部屋にUターンさせて、屋根裏に抜けさせる設計にしました。
2階の寝室は配管が2本になり、部屋に置いていく熱が増えたため、石油ファンヒーターは主役ではなくなりました。
ましてや2階に蓄熱体を置くとなると、重量に耐えられるように補強をしなくてはなりません。
早く温めたい部屋は、蓄熱体を置くよりも、配管むき出しの方がいいと思います。
2階の部屋部分の配管は、横の配管が約8m、縦が1.5mです。この配管面積で、けっこう効果を感じます。
このむき出し配管のいいところは、洗濯物を乾かせるところも魅力です。
冬場は、厚い服も洗濯するときがあり、なかなか乾かなくて苦労しますが、配管の上に置いておけば早く乾きます。
屋根裏の配管は、アルミフレキダクト3mを斜め上方向に伸ばしていって、配管につなぎ直し、壁を抜けて外に出します。
ここで、配管の量をざっくり記しておきますが、1階部分は横方向が4m、縦2mです。2階部分は、横方向約8.5m、縦2mです。屋根裏と屋外は横5m、縦1.5mです。全体で横17.5、縦5.5mで、総延長は23m。けっこう長く作ったけど、吸い込む力=押し出す力に感心します。
フレキダクトと、配管の間にY管に換気扇をつけた補助送風装置もあるのですが、不細工な作りのため、掲載は控えさせていただきます。現在では着火時だけ気が向いたら使っていますが、なくても火はつくので存在価値は薄れてきています。
南向きに煙突を出した当初は、軒先にエンドを出しました。しばらく様子を見て、効果があるぞと喜んでいましたが、とある吹雪の日、逆流騒ぎが再び起こりました。吹雪の日は、南からも強風が吹くのです。自然は甘くはありませんでした。
そんなことがあったため、材料費と手間をかけても、最後の手段をやろうと決意させられました。
雨が当たらないから軒先から出すことにこだわっていたのですが、ストーブとしての完成度が低くては本末転倒です。
脱軒先をし、屋根から60cmほど上にエンドをもっていきました。高所作業だったので、慎重にビビりながら工事をしました。
材料費をかけられないので、余っていたφ180のH管と細切れの配管をつなぎ合わして活かし、レジューサーで変換(φ200→180)して作り上げました。煙突のトップは高価なのでφ180で妥協しました。計算をするとニアリーイコールな感じがしたので、とりあえずやってみました。
結果は、すこぶる快調で燃焼にも問題はありません。面白がってどんどん焚いたら、天板の温度が220度くらいまで上がりました。煮込み料理の鍋が焦げるのではないかと心配になるくらい、いい火力を出していました。
ただ、1点気になるところは、外の煙突の縦部分から木酢液が滲み出てくることです。その対策として横部分の配管にT管を配して、木酢液が伝ってきても、そこから垂れるようにして家側の配管に木酢液が入り込まないようにしておきました。
ようやく納得のいく形になったと思います。
ロケットストーブは、薪の消費量は少ないし、翌朝の部屋の温度が保たれていて辛くはないし、洗濯物を乾かせるし、柔らかい暖かさで幸せな気持ちになれて、本当に作ってよかったと思います。
自分の情報がこれから作ろうとしている人たちの参考になれば、幸いです。
Posted by やよい農園 at 17:09│Comments(2)
│ロケットストーブ
この記事へのコメント
初めましてこんにちは
ロケットストーブエントツの逆流には悩まされますよね。壁際だとどうしても負圧で強風には負けてしまいます。やっぱり屋根の上1mくらいは必要みたいですね。
ロケットストーブエントツの逆流には悩まされますよね。壁際だとどうしても負圧で強風には負けてしまいます。やっぱり屋根の上1mくらいは必要みたいですね。
Posted by つむじかぜ at 2012年12月28日 19:37
つむじかぜ様
コメント、ありがとうございます。
つむじかぜ様もロケットストーブを作ったのですね。どんなストーブなのか見てみたいです。
どんな点を苦労されたか、意見交換したいですね。
コメント、ありがとうございます。
つむじかぜ様もロケットストーブを作ったのですね。どんなストーブなのか見てみたいです。
どんな点を苦労されたか、意見交換したいですね。
Posted by やよい農園 at 2012年12月28日 21:06